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こどもの学びはおうちから。保育士経験をもとに、厳選した知育玩具を徹底解説し、年齢や発達別にご紹介いたします。本当におすすめの知育玩具はどれ?と気になる方必見のブログにしたいと思っています。おもちゃの実体験や口コミ、比較、遊び方などをまとめ、実際に得られる効果やスキルを徹底研究するブログ。

保育士が選ぶ!0歳児におすすめの厳選絵本

現役保育士kumamaです。この記事では、0歳児の発達に合ったおすすめの絵本を厳選してご紹介しています!読み聞かせのポイントも追記していますのでぜひご覧ください。

0歳児の発達と絵本との関わり

0歳児は、首すわり、お座り、はいはい、つかまり立ち、伝い歩き、歩行など運動面での発達が著しく見られる時期ですよね。同時に、五感を使って探索する時期、言葉を蓄積する時期でもあります。

著しい発達が見られる0歳児の頃は、体を動かす遊びを取り入れながらも、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を刺激する遊びを取り入れることで発達がどんどん促されていきます。

絵本は、特に視覚・聴覚・触覚に良い刺激を与えてくれます。コミュニケーションを取りながら、絵本の読み聞かせをすることで、絵本を大好きになってくれることでしょう。絵本は、子どもにとって大切な情報源でもあります。早期から絵本に触れていくことをおすすめします!

新生児期から生後3ヶ月までにおすすめの絵本

生まれたばかりの赤ちゃんは、焦点距離16~24㎝で、黒・白・グレーを認識することができます。そして、だんだんとはっきりとした幾何学模様や赤を認識するようになります。その為、新生児期におすすめの絵本は、白・黒・赤を使ったはっきりとした幾何学模様の絵本です。

読み聞かせのポイントは、注視(ものをじっと見つめる)、追視(物を目で追う)を意識しながら行うことです。これらを意識することで、首すわりも安定していきますよ。

パパ大豆の白黒赤絵本セット

新生児が認識することのできる色や形を考慮して作られた、絵本とポスターのセット商品です。我が家でも、息子が新生児の時に使用しましたが、抱っこをしながら見ることのできるポスターは特に良かったです。他の色などを認識し始める時期に入ると、他の絵本も見れるようになりますが、新生児期から目のトレーニングをしたいとお考えの方には大変おすすめできます。すでにお子さまが原色を認識し始めているのなら、赤ちゃんの頃を通して使用出来る、しましまぐるぐるがおすすめです。

首すわりの頃(生後3ヶ月前後~)におすすめの絵本

明るさの違いを見分けることの方が得意だった赤ちゃんも、4か月の頃には青や黄色のような原色が分かるようになります。

首すわりの頃におすすめの絵本は、早期に認識し始める、黒・白・青・黄色・青・緑・オレンジなどのはっきりとした色使いの絵本です。模様は、ぐるぐる・しましま・とげとげなどの形を好みます。

しましまぐるぐる

黒・白・赤の他にも、早期に認識しやすい黄色や青、緑で描かれている絵本です。模様も、ぐるぐるしたり、はっきりとした線があったりと赤ちゃんの目を引きます。

我が家での使用状況としては、生後2か月から使用し始め、1歳まで大変活躍した絵本です。分厚い紙を使用しているので、お座りしてからも自分でめくって楽しめます。

お座りの頃(生後6ヶ月前後~)におすすめの絵本

お座りが出来るようになってくると、視界も一気に広がり赤ちゃんの世界が広がります。好奇心が強くなってきて興味のあるものへ手を伸ばしたりします。お座りで手があく分、手先を使う頻度も多くなってくる時期です。

お座りの時期には、赤ちゃんが触っても破けないボードブックや、しかけのある絵本がおすすめです。

絵本の読み聞かせのポイントは、一緒に楽しむことです。絵本を介して気持ちを共有していくことで、コミュニケーション能力も高まってきます。

また、この頃は赤ちゃんが能動的に自ら進んで行うことを促進していきましょう。赤ちゃん一人ひとりの個性がはっきりと出てきて、好きな遊びや好きなおもちゃが分かれていきます。

いないいないばぁあそび(おでかけ版ボードブック

赤ちゃんが大好きな、いないいないばぁ遊びが出来る絵本です。犬や猫などの身近な動物が出てきたり、かいじゅうやママも出てきます。ロングセラー本で内容がとても良く、園でも人気の絵本です。ボードブック版の方が赤ちゃん自身がめくる楽しさを味わえるのでおすすめです。

どうぶついろいろかくれんぼ

しっかりとした厚紙で出来ている絵本で、型抜きしてあるページをめくると動物が出てきます。しかけがおもしろく、つい自分でめくりたくなる絵本です。色使いもはっきりとしていて、インパクトもあり子どもに良い刺激となりますよ。予想する力を伸ばすのにもおすすめです。

たまごのえほん

たまごが出てくる絵本は子どもから絶大な人気があります。中でも私がおすすめするのは、いしかわこうじさんの「たまごのえほん」です。しかけをめくるのも楽しいですし、音の表現もシンプルなのにかわいく、内容もとても良いです。我が家では、生後6カ月頃から2歳くらいまで使用していました。ボードブックではないので、破かないように注意は必要です。

生後9ヶ月頃からおすすめの絵本

9ヶ月頃には、離乳食も3回食になる頃ですので、食べ物に関心が強くなってきている子どもが多くなります。また、繰り返しのある言葉を好み、言葉のリズムを楽しむことができます。

生後9ヶ月頃におすすめの絵本は、言葉のリズムを楽しめる絵本や、興味のある絵本です。興味を示しやすい対象としては、食べ物・動物・乗り物などがあります。物の名前を覚えるきっかけにもなります。

この時期の読み聞かせのポイントは、同じ本を繰り返し読んだり、興味の幅を広げながらいろいろな物の名前を覚えられるようにすることです。

がたんごとんがたんごとん

繰り返し「がたんごとんがたんごとん」という言葉を楽しみながら、身近な食べ物を汽車に乗せていくお話です。ストーリーのある短いお話の導入の絵本として大変良い1冊です。ミルク・バナナ・リンゴと離乳食に良く出てくる食べ物が登場するので子どものくいつきも良いです。

じゃあじゃあびりびり

赤ちゃんが大好きな擬音語がたくさん出てくる絵本です。水は「じゃあじゃあ」、紙は「びりびり」、犬は「わんわん」など、気になる音がいっぱいの絵本です。真似してみよう、言ってみたいという気持ちになったりと発語を促すのにも役立ちます。

まとめ

0歳児は、色々な面で発達が著しく見られる時期です。赤ちゃんの頃から、楽しく絵本に触れる習慣が付くと興味関心の幅もどんどんと広がっていきますよ。

0歳児の頃は、視力がまだ弱く色の認識も発達途中にあります。はっきりとした色使いで、楽しい音がいっぱいの絵本を選ぶことをおすすめします。

今回ご紹介した絵本は、保育士としても母としてもおすすめできる絵本です。ぜひ赤ちゃんに読んでみてくださいね。