「みんなだいすき!リズムのほん2」購入レビュー!
幼児期のリズム学習にぴったりの「みんなだいすき!リズムのほん」シリーズ。今回は、シリーズ第2巻となる「みんなだいすき!リズムのほん2」の購入レビューの記事となります。
幼児が親しみやすいイラスト、大きくて見やすいリズム譜、続けやすいシール貼りの工夫や難易度設定、スムーズな両手奏へと導く練習方法など、音価を学ぶためのすばらしいテキストとなっていますよ。
「みんなだいすき!リズムのほん」シリーズ
「みんなだいすき!リズムのほん」シリーズは、譜読みの中でもリズムに特化したテキストです。 丸子あかねさん編著の「みんなだいすき!リズムのほん」シリーズは1~5巻あり、テキストに準拠したワークブック5巻、全巻のカリキュラムに対応したリズムカードもあります。
シリーズ第1巻となる「みんなだいすき!リズムのほん1」は、リズム学習の入門書として大変すばらしいテキストでした。以下の記事で、内容や購入レビューを綴っています。
そして、今回はシリーズ第2巻となる「みんなだいすき!りずむのほん2」をご紹介したいと思います。
「みんなだいすき!リズムのほん2」の内容と購入レビュー
シリーズ第2巻となる「みんなだいすき!リズムのほん2」では、拍子を理解し、「拍子うち」でリズムを表現できるようにしていきます。また、リズムの本1で学んだ音価に加えて2分休符・全休符を学習します。
第1巻には無かった拍子を理解できる
第2巻では、拍子(4分の4拍子・4分の3拍子・4分の2拍子)を理解できるようになっています。
例えば、4分の4拍子は、1小節の中に4分音符が4個入るということですが、拍子が理解できると拍の取り方が変わってきます。幼いうちから、拍子の違いを理論的・体感的に理解しておくことが重要なのです。拍子を理解しておくことは、のちのち楽譜を書くことにもつながります。
魔法の拍子うち!両手演奏の感覚がすばやく身に付く
第1巻では、両手うちをすることで、幼い子どもでもしっかりとリズムを体感できるように構成されていました。一方、第2巻では「両手打ち」ではなく「拍子うち」をすることで両手演奏の感覚がすばやく身に付くように構成されています。
「拍子うち」では、右手と左手が違う動きをするので、ピアノなど両手演奏の必要がある楽器にはもってこいの学習方法だと感じました。
第1巻で行った、「たん(4分音符)、たーあん(2分音符)」などのリズムの取り方を応用しながら、両手で違うリズムをとる拍子うちをすることで、リズムや拍子に対する理解が更に深まります。
くさの字の表記が始まる
音価やリズムが複雑になり、りんごで表現しきれなくなる頃から使う「くさの字」の表記も第2巻からは記載されています。「みんなだいすき!リズムのほん3」からは、16分音符が出てきますので、第2巻から第3巻へとスムーズに移行でいるような工夫も見られますよ。
「みんなだいすき!リズムのほん2」の息子(4歳)の進度
息子の場合、「みんなだいすき!リズムのほん1」を約1か月で終えた後、リズムのほん2を開始しました。
「みんなだいすき!リズムのほん2」では、両手うちではなく拍子うちをするので、両手の動きが異なることが最初は難しかったようです。しかし、練習を重ねるうちに出来なかったところが出来るようになり、達成感を大いに感じていました。出来るようになったら、シール欄に付属のシールを貼ってご満悦でしたよ。難易度設定もとても良くて、スモールステップで確実にレベルアップしていけます。
息子(4歳)の場合、「みんなだいすき!リズムのほん2」を一通り終えるのに約1か月かかりました。こちらの本で、「リズムが得意」という認識がついて、親的にも大満足のテキストでした。
まとめ
リズムの入門書として大変おすすめの「みんなだいすき!リズムのほん」シリーズ。
シリーズ第2巻となる「みんなだいすき!リズムのほん2」は、両手で異なるズムをとる拍子うちを学ぶことで、ピアノのスムーズな両手奏へとつながる点がとてもすばらしいと感じました。また、「リズムのほん1」で学べる音価に加えて、2分休符・全休符音価も学べるので、演奏できる曲もぐっと増えますよ。
「みんなだいすき!リズムのほん」シリーズは、1~5巻まであります。子どものレベルに合わせて使用し続けていけるので、すでにピアノやソルフェージュを学習している場合でも、要チェックのテキストです。
みんなだいすき!リズムのほん1
みんなだいすき!リズムのほん2
みんなだいすき!リズムのほん3
みんなだいすき!リズムのほん4
みんなだいすき!リズムのほん5