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こどもの学びはおうちから。保育士経験をもとに、厳選した知育玩具を徹底解説し、年齢や発達別にご紹介いたします。本当におすすめの知育玩具はどれ?と気になる方必見のブログにしたいと思っています。おもちゃの実体験や口コミ、比較、遊び方などをまとめ、実際に得られる効果やスキルを徹底研究するブログ。

保育士視点で見る!年齢別ピタゴラスの遊び方。知育効果を高める方法とは?

ピタゴラスプレートは、図形に強くなる知育玩具です。ピタゴラスプレートは1才半から小学生まで使用出来、対象年齢が幅広いのも特徴です。平面から立体へとステップアップしながら、図形の基礎を幼いうちから楽しく学ぶことが出来ます。今回は、ピタゴラスの各年齢ごとの遊び方や、知育効果を更に高める方法についてご紹介いたします。

年齢ごとの発達と、ピタゴラスの遊び方の変化

幼児期は、特に成長が大きい時期ですよね。幼児期にピタゴラスに触れることで、より多くの成長を間近で見て感じ取ることが出来ますよ。年齢別に、ピタゴラスの遊び方の変化を追っていきたいと思います。

1歳頃~磁石でくっつくおもしろさを感じる。手先を使って楽しむ。

 1歳頃は目と手を協応させた細かい動きができるようになる時期です。ピタゴラスで遊びながら、物までの間隔をより確実に捉えていきます。また、手指が細かく動くようになる時期ですので、「くっつける」「はがす」「はる」「打ち合わせる」などの動作を遊びながら習得していきます。手に持ちやすい大きさのピタゴラスは、ストレスなくこのような動作を促します。また、基本の四角形は75mm×75mmなので、誤飲の恐れも少なく安心して取り組むことができます。ピタゴラスの角が丸く加工されているのもおすすめできるポイントです。

  • 両手に持って「打ち合わせる」
  • 手にピタゴラスを持って、「くっつける」「はがす」
  • くっついているピタゴラスを「はがす」
  • 冷蔵庫・ホワイトボードなどに「はる」
  • 親が作った作品を「崩す」ことを楽しむ。

1歳半頃~触っているだけで発見がいっぱいの時期。同じ形の認識をする。

 1才になった頃よりも手指の発達が進み、「積む」「並べる」「重ねる」「動かす」といった動作が出来るようになります。少しずつ見立て遊びが始まる時期でもあります。

  • 「積む」ということを純粋に楽しむ。高くなっていく変化に気づき、喜ぶ。三角を重ねてサンドイッチに見立てるなど遊び方が広がってくる。
  • 「並べる」という動作を純粋に楽しむ。並べたピタゴラスの上にトミカを走らせるなどして道路に見立てる。
  • くるまパーツなどを「動かす」。※ピタゴラス(R) ひらめきのプレートにくるまパーツが含まれています。プレート数も多く、種類も豊富です。
  • 同じ形だけで「重ねる」。ピタゴラスは磁石なので、同じ形が重ねやすくなっています。形を意識し始めるので、同じ形を探す遊びもオススメです。

2歳頃~平面で、形をつくる。慣れてくると、立体を作れるようになる。

 2歳頃は、色・形の認識がより明確になる頃です。また、数について関心を示す子どももいます。遊びながら、三角、四角の基本的な形の名称を伝えたり、色の違いや、数を数える遊びを取り入れると、知育効果が高まります。

  • 同じ形を集めて遊ぶ
  • 形の違いに気付きながら遊ぶ
  • 基本の正四角形、大きい四角形(基本の正四角形4つ分)を比べ大小が分かる。
  • ピタゴラスを並べていき、「長さ」に気づく。長く並べようとする。
  • 平面で、ちゅーりっぷなど簡単な図形をつくる。
  • 色の違いに気づく。ピタゴラスは、表裏で色が異なるプレートがあります。「ひっくり返したり、裏返したりしながら色を意識して遊びます。色の理解は、主に赤・青・黄の原色から始まることが多いです。まずは、これらの色について遊びながら伝えていくことをおすすめします。
  • さまざまな形を組み合わせて、見立て遊びを楽しむ。
  • 平面での形づくりに慣れてくると立体を作れるようになる。

3歳頃~イメージを持って、作品を作ったり、ごっこ遊びの舞台にして活用する。

 2歳~3歳頃には、ごっこあそびが好きになる時期がやってきます。「おうち」「くるま」トンネル」など身近なものをまずは保護者の方が作り、他のおもちゃと合わせてごっこ遊びをすることで、イメージをより強く持てるようになります。また、同じ三角でも、形が異なるものがあることや、同じ四角でも大きさがことなることにも気づけるよう声をかけるのも良いでしょう。

  • 形の名称とその形が一致します。「三角」「四角」を伝えていきます。
  • 色の理解が進み、原色だけでなく、ピンク・オレンジ・緑・黒・白・紫・茶色などが分かるようになります。色集めをしたり、自分の好きな色のプレートを使って遊びます。
  • 1~5まで数えられるようになります。お片付けをしながら一緒に数えたり、積み上げながら数を数えるのも良いでしょう。
  • 「3個とって」など声を掛け、数と個数が一致するトレーニングを行います。
  • 大小・長短・高低・重い軽いなど比較しながら、違いが分かるようになる時期です。「どっちが長い?」と声をかけたりするのも知育効果を高めます。
  • おうちごっこをする中で、語彙の獲得や言葉の発達が促されます。※おうちごっこにおすすめの商品は、ピタゴラスWORLDゆめみるキャッスルハウス女の子脳を刺激するピタゴラスがあります。トミカなどの車と併行して遊ぶには、※ピタゴラスWORLD へんしんロードガレージ男の子脳を刺激するピタゴラスがイメージしやすくなりますよ。

4歳頃~作品を作りながら、図形の基礎をより明確に理解する。

 角の数、辺の長さ、面の数、平面と立体の違いなどが分かる。このような事に気づけるよう見守ったり、必要な時には声かけすると良いと思います。角が4つあると四角形、角が5つあると五角形という名前になることなども伝えてもいいでしょう。

  • 1~10まで数えられる。
  • 図形に強く関心が持てるようになってくる。三角や四角以外の多角形を知る。
  • 直角二等辺三角形を2つ合わせて、四角を作る。
  • 直角二等辺三角形と、正三角形の違いが分かり、イメージに合ったプレートを使おうとする。
  • 自分でイメージしたものをピタゴラスで表現できるようになり、作品が複雑なものになっていく。
  • 作品例にある簡単なものを作ることが出来る。

5歳頃~高度な作品で独自の世界観を表現できる。慣れてくると、立体がいろいろなパターンの展開図になることを知ったり気付いたりする。

  • 高度な作品を作って、楽しむ。
  • 立方体の展開図のいくつかのパターンを見せ、展開図について知る。
  • 錐体について名称を伝えていくのもおすすめです。

6才頃~小学校の算数の授業対策をする。

  • さまざまな図形の名称を知り、その特徴が分かる。
  • 平面図形と立体図形を学ぶ。
  • 辺・面・頂点・角度に焦点を当てて図形をより深く理解する。
  • 合同・多角形・角柱について知る、理解する。
  • 展開図の理解が進む。

学びにつながるおすすめピタゴラスは?

各年齢を通して一番図形を意識できる商品は、正四角形(大小)・三角形(正三角形・二等辺三角形・直角二等辺三角形)が含まれていて、プレート数が多い、ピタゴラス(R) ひらめきのプレートです。シリーズ最多の65枚が含まれています。

ただし、2019年6月に新しい円パーツが登場し、円パーツが含まれているのはピタゴラスWORLDアスレチックパークのみとなっています。こちらは、スペシャルパーツが多く含まれています。プレート数は計32枚です。

ごっこあそびに特化している商品としては、女の子脳を刺激するピタゴラスピタゴラスWORLDゆめみるキャッスルハウス男の子脳を刺激するピタゴラスピタゴラスWORLD へんしんロードガレージがあります。ごっこ遊びは、観察力や言葉の発達、コミュニケーション能力の向上につながりますよ。

小学生の図形問題への理解に特化した商品としては、1・2年生の小学生ピタゴラス3・4年生の小学生ピタゴラス高学年の小学生ピタゴラスがあります。それぞれ、学習指導要綱にそったピタゴラスドリルもついてくるので、成績に直結しやすい内容のセットになっていますよ。

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まとめ

ピタゴラスは、誤飲の恐れが少ないサイズで、安心安全に考慮して作られています。磁石という性質と、考えられた形(直角二等辺三角形を2枚くっつけると基本の正四角形になるなど)が、知育効果を高めるきっかけとなり、遊びながら図形を感じられる玩具となっています。各年齢ごとに、様々な遊び方が出来るのも魅力で、遊び方の変化を十分楽しむことが出来るでしょう。

ご紹介した商品

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