マグフォーマーとピタゴラス!得られる知育効果と比較まとめ
マグフォーマーとピタゴラスは、磁石のプレート型おもちゃでどちらも人気の知育玩具です。購入する際には、どちらにしようか迷われている方も多いのではないでしょうか?今回は、実際に使用している感想と、幼児教育の視点から見る知育効果の違いを検証したいと思います。
- マグフォーマーとピタゴラス、知育効果が高い商品は?
- マグフォーマーとピタゴラスの「知育効果」を比較!
- マグフォーマーとピタゴラスのパーツの「種類」を比較!
- マグフォーマーとピタゴラスの「対象年齢の違い」を比較!
- ピタゴラスとマグフォーマーの「安全性」の比較
- マグフォーマーとピタゴラスの「磁力」の比較!
- マグフォーマーとピタゴラスの「価格」の比較!
- 「他のおもちゃとの相性」を比較!
- まとめ
マグフォーマーとピタゴラス、知育効果が高い商品は?
マグフォーマーの中で、一番知育効果が期待できると感じているのは、クリエイティブセットです。
ピタゴラスの中で、知育効果が高く、バランスの取れた商品だと感じているのは、ピタゴラス ひらめきのプレートです。
マグフォーマー
マグフォーマーとピタゴラスの「知育効果」を比較!
マグフォーマーとピタゴラスは、どちらも図形に強くなる知育玩具です。遊びながら手指の感覚を養うことが出来ます。
- ピタゴラス:平面遊びがしやすく、立体にも変化しやすい。基本的な形(正四角形・正三角形)を知ることができる。遊びながら、正三角形と二等辺三角形の違いや、同じ形でも大きさに違いがあることに気づくことができる。立方体・三角錐など基本的な立体を低年齢でも簡単に作り、表現することができる。展開図を意識しやすい。
- マグフォーマー:パーツの種類が多いので、色々な形を作って楽しむことが出来る。想像力を働かせながら多種多様な物を作りだし、遊ぶことが出来る。曲線パーツのラインナップも多いので、球体にも強くなる。
検証結果:ピタゴラスは基本的な図形に強い!マグフォーマーは、様々な形を使って想像力を養うことに特化している!
マグフォーマーとピタゴラスのパーツの「種類」を比較!
ピタゴラスとマグフォーマーに含まれている形は以下の通りです。
- ピタゴラス:正四角形・長方形・正三角形・二等辺三角形・直角三角形(直角二等辺三角形を含み3種類)・五角形・ひし形・1/4円パーツ・特殊パーツ(階段・ドア・屋根パーツ・鏡・ロードパーツ・アクションパーツ・コの字・T字・回転パーツ)
- マグフォーマー:正四角形・正三角形・二等辺三角形・ひし形・台形・長方形・五角形・6角形・1/4円パーツ・曲線パーツ6種類・特殊パーツ(タイヤ・人・木・LEDライト)など
ピタゴラスは、三角形の種類が多く、全5種類あります。図形の基本は、四角と三角と円なので、マグフォーマーよりも図形の基礎が学びやすく分かりやすいです。よって、角度にも着目しやすいのが利点です。
ピタゴラスシリーズに新しく、1/4円パーツが加わったことも大きな変化です。これにより、円も作れるようになりました。ただし、円パーツが含まれているのは、ピタゴラス®WORLD アスレチックパークのみとなっています。
また、イメージを広げやすい特殊パーツも多いことも特徴の一つです。ピタゴラス®WORLD ゆめみるキャッスルハウスや、ピタゴラス®WORLD へんしんロードガレージなどがイメージを広げやすい商品です。パーツの種類が多く、図形を意識しやすい商品はピタゴラス(R) ひらめきのプレートです。
マグフォーマーは、多角形や曲線パーツが多くラインナップされており、様々な作品を表現しやすくなっています。図形の基礎を学ぶというよりは、形の違いに着目して創造力を働かすことに向いています。パーツも、面でなく枠なので、空間把握にも強いです。
色々な球体を作ることができるセットは、マグ・フォーマー クリエイティブセットです。マグ・フォーマー 乗り物セットや、マグ・フォーマー ダイナソーセットも人気です。
検証結果:ピタゴラスは基本図形と特殊パーツでイメージを膨らますことができる!マグフォーマーは立体や球体に強い!
マグフォーマーとピタゴラスの「対象年齢の違い」を比較!
- ピタゴラス:1才半~小学生まで
- マグフォーマー:3才~99才
公式で公表してる対象年齢は上記の通りです。ピタゴラスは、商品によって対象年齢を細かく設定しており、プレート型のピタゴラスは、1才半から・3才から・4才から・6才からとなっています。マグフォーマーは全商品3才~99才と公式では発表しています。
実際に遊んでみて感じる対象年齢は?
- ピタゴラス:2才~小学3・4年生
平面遊びから立体遊びに変化する様子を楽しめる2才頃が購入の一番のおすすめ時期です。3歳頃には、ごっこ遊びの舞台として大活躍するでしょう。4才・5歳になると、おそらくもっと複雑な構造が作れるようになるので、他の玩具の方が集中できそうです。ただし、展開図を意識できるようになってからは、また活躍し始め、考えながら遊ぶことが出来ます。
- マグフォーマー:3才~99才
さまざまな形の違いが分かり、想像力を働かせてイメージ通りの作品をつくれるようになる3才頃の購入が一番のおすすめ時期です。図形に関心のある子どもなら、2才でも十分楽しめるでしょう。パーツの種類を多く用意できれば、小学校でも活躍します。複雑な図形を作れるので、大人も一緒に遊べますし、高齢者の方にもおすすめです。
検証結果:ピタゴラスは形を意識し始める2才頃からが一番のおすすめ時期!マグフォーマーは、想像力や構築力がついてくる3才頃からが一番のおすすめ時期!
ピタゴラスとマグフォーマーの「安全性」の比較
ピタゴラスとマグフォーマーのそれぞれのパーツの大きさや特徴は以下の通りです。
- 面でできている。
- 基本の正四角形の一辺の長さは75mm。正三角形も一辺が正四角形と等しいので75mmです。
- 日本の玩具安全基準(STマーク)付
マグフォーマー:
- 枠組みで出来ている。
- 基本の正四角形の一辺の長さは65mm。正三角形の一辺の長さは55mm。
- 欧州の安全基準(CE)やアメリカの安全基準(ASTM)をクリア。
検証結果:どちらも誤飲の恐れの少ないサイズで安全基準もクリアしている!どちらもプレートなので、かさばらずにお片付けできるのも魅力的。
マグフォーマーとピタゴラスの「磁力」の比較!
検証結果:ピタゴラスは磁力の程度が2歳頃でも扱いやすい!マグフォーマーの方が磁力が強いのでピタゴラスより大きな作品を作ることが出来る。
マグフォーマーとピタゴラスの「価格」の比較!
- ピタゴラス:1枚当たり135円
※一番人気のピタゴラスひらめきのプレートのアマゾン価格(2019.6)をプレート数で割った価格。
- マグフォーマー:1枚当たり215円
※クリエイティブセットのアマゾン価格(2019.6)をプレート数で割った価格。
マグフォーマーは、ピタゴラスより価格が高く設定されています。
予算1万円の場合、ピタゴラスならさまざまなパーツが含まれている一番の主力商品が購入できますが、マグフォーマーは、パーツの種類が限られ魅力的な曲線パーツなどがなかなか揃えられません。予算が2万円なら、マグフォーマーでも様々なパーツが手に入ります。
検証結果:マグフォーマーより、ピタゴラスの方が安い
「他のおもちゃとの相性」を比較!
- ピタゴラス:相性が良い。(トミカ・プラレール・シルバニアファミリー・マスコットなどと一緒に遊びやすいです。)
- マグフォーマー:相性は良くはない。
ピタゴラスのパーツは面で出来ているので、トミカの駐車場にしたり、シルバニアファミリーのおうちにしたりと、ごっこ遊びの舞台にすることができます。ピタゴラスのみでも遊べますが、他のおもちゃと併用して遊ぶことで、活躍の時間が増えるでしょう。かさばる大きなハウスなどの代わりにもなるところも大きな魅力です。
マグフォーマーは、他のおもちゃと一緒に遊ぶというよりは、マグフォーマーで様々な図形作りに没頭できるという特徴があります。
検証結果:他のおもちゃとの相性が良いのは、ピタゴラス
まとめ
- パーツ:ピタゴラスは図形の基礎となるパーツが多い。マグフォーマーは、基礎パーツはピタゴラスより少ないが球体を作れるパーツがある。どちらも安全基準をクリアしている。
- 知育効果:ピタゴラスは基本的な図形が分かりやすく、平面図形・展開図を学ぶのに適している。マグフォーマーは、様々なピースを使って想像力を養うことに特化しており、立体や球体に強い。
- 公式対象年齢:ピタゴラス(1才半~小学生まで)、マグフォーマー(3才~99才)
- おすすめ時期:ピタゴラスは形を意識し始める2才頃から。マグフォーマーは、想像力がついてくる3才頃から。
- 磁力:ピタゴラスは程良い磁力で2才でも扱いやすい。マグフォーマーは、ピタゴラスより磁力が強く大きな作品を作りやすい。
- 価格:ピタゴラスよりマグフォーマーの方が高価格。より知育効果が期待できる商品を購入するとなるとピタゴラスは一万円以下、マグフォーマーは2万円程になる。
- 他玩具との相性:
マグフォーマーとピタゴラスは、磁石のプレート玩具という点では一致するものの、遊び方や対象年齢がずいぶん異なります。
2才でしたら、ピタゴラスがすぐに活躍出来、3才でしたら知育効果や予算で選ぶと良いでしょう。4才でしたら、マグフォーマーの方が夢中になれる場合が多いでしょう。
一番大切な図形の基礎を身に付けたいのならピタゴラス、様々な形を駆使して想像性を養うならマグフォーマーの方が向いています。
マグフォーマー