1~10まで数えられるようになる方法と、得られる嬉しい効果
1~10まで数えられるようになるには、1~10まで言えるようになること(数唱)と、数の理解が必要です。今回は、「1~10」まで言えるようになる方法と、「1~10」まで数えられるようになる方法をご紹介致します。
- 「1~10」までいつ頃数えられるようになる?
- 1~10まで言えるようになる方法
- 物と数を対応させながら「1~10」まで数えられるようになる方法
- 「1~10」まで数えられるようになるとどうなる?
- まとめ
「1~10」までいつ頃数えられるようになる?
1~10まで正確に数えられるようになる年齢には、2~4才と大きな幅があります。親や兄弟から「1~10」の数を日常的に聞いていると、2才でもリピートするように言うことが出来る子どももいます。3才~4才頃には、間違えずに「1~10」まで言える子どもが増えてきます。
物と数の対応が出来ていると、「1~10」まで言えるだけでなく、しっかりと数えられるようになってきます。物と数の対応は、「1~10」まで言うことが出来ても、すぐに理解できるわけではないので、正確に「1~10」まで物と数を対応させて数えられるようになるのには、大きな個人差があるのです。
1~10まで言えるようになる方法
まずは、「1~10」までの数を言えるようにしていきましょう。毎日少しでも聞いたり言ったりする習慣があると、覚えるようになります。
数を聞いて覚える
「1、2、3・・・10」と、親が1から10まで数えているのを聞いて、更に子どもも一緒に声に出して言うことで、1から10まで言えるようになる子どもがほとんどです。この時、2通りの読み方をする数字があることに注意してください。4は「よん、し」、7は「なな、しち」、9は「きゅう、く」の読み方がありますよね。最初に、どちらで覚えさせるか決めて、繰り返し教えていきましょう。定着してきたら、2通りの読み方があることを伝えると良いでしょう。
1才~2才になるまでの子どもは、10以上の数字をあまり使うことがないので「いち、に、さん、よん、ご、ろく、なな、はち、きゅう、じゅう」のほうが、数を数える時にも便利だと思います。4個の物があった時、「これ何個?」と聞かれて、「し」という子はほとんどいませんよね。「よん」という読み方は絶対に必要です。
3才~4才の子どもは、10以上の数に触れることも多くなるでしょう。10以上の数字を数えるときには、「じゅういち、じゅうに、じゅうさん、じゅうし・・・」と4を「し」と読むことも多くなります。10以上を数えることを教える際には、4が「し」7が「しち」、9が「く」とも読むことを伝えるきっかけになるでしょう。
目で見て数える
手の指を使って、10を数えらるようになることも大切です。1~10まで数える時に、なんだか4だけ飛んで数えちゃうなど、子どもにはよくあることですが、手を見ながら数えるようにするとその状態も改善します。数字と数の対応を学ぶ際にも、手は一番身近な教材になるでしょう。「1個取って」など子どもに声をかける際に、手で1の形を作ったりして、子どもの目に日々入るようにしていくと子どもも自然に理解できるようになってきます。
ちびむすドリル数字カード【指での数え方と数字】【1~10】は、手のイラストと数字が一緒に書かれているものがあり、参考になります。無料なのでよかったら、のぞいてみてください。
数の理解を深める
子どもは耳がいいので、1~10まで聞いているうちに覚えてしまう子どもも多いのですが、決まった数字だけ飛ばして数える癖がついた子どもはなかなか治らなかったりします。現に息子が2才くらいの時、4や6をなぜか飛ばしながら数えていました。それを直すために、ドットが書いてある市販のカードも見せたりしました。息子も、数の理解が進むと、数字を飛ばして言うことがなくなりましたよ。我が家で使用したのは、くもんのかずカードです。
1~10までだったら、無料でダウンロード出来るものがあります。ちびむすドリル「数字カード【ドットと数字】」です。ドットの数と数字が一致するようになりますよ。5または10ずつ分かれて書かれているドットは、そろばんの基礎学習にも役立ちますので、ぜひ活用してみてください。
物と数を対応させながら「1~10」まで数えられるようになる方法
物と数を対応出来るようにするには、日常生活の中で数唱するだけでなく、物を数えることが大切になってきます。
物の数を数えよう!
物を数えると、物と数字が対応するようになってきます。例えば、トミカを「1、2・・・」と指差しながら数えてみたり、おかしを数えてみたりする機会を与えます。息子が、物と数の対応ができた!とはじめて感じた時も、おかしを3こ数えた時でした。
色々な数を数えてみよう!
そこから、「おかしを3つ選んでね」とか「4つ選んでね」と声をかけて「1~10」までの数を完璧に数えられるようになりました。数を数える際には、いろいろな数で行うのが有効です。
好きな数を選んでみよう!
次のステップとして、「何個欲しい?」と聞きました。「何個欲しい?」と聞くと、子どもがたくさん欲しいと思っている場合には、大きな数だと思う数を言ってきます。子ども自身で数の大小を考えながら答える良い練習になりますよ。
足し算の概念もつけてみよう!
次のステップでは、「グミを2個とクッキー2枚だよ」と言ってみたりして、足し算の概念を持てるようにしたりと、色々パターンを変えて行いました!3才でも、1+1=2とか2+2=4とか、簡単な足し算が出来るようになりますよ。
「1~10」まで数えられるようになるとどうなる?
物と数の対応を正確に把握して「1~10」までの数が数えられるようになると、日常生活の中でも色々な変化が出てきます。生活の中には、見えない数字が実はいっぱいあってそれを子ども自身が意識するようになるのです。「3才だから3個選ぼう」とか、「こっちの方が多いからこっちにする」とか、「あれひとつ足りないね」とか、「3人ではぴったりに分けられないよ」とか、今まで言わなかったことをたくさん気づいて言えるようになるんです。多くの成長が感じられるようになるので、「1~10」まで数える学習、すごく大切だと感じます。
まとめ
「1~10」まで数えるようになることは、子どもに数の概念を与え、子どもの世界がぐっと広がるきっかけになります。生活の中で、数は大切なものなのでぜひ伝えていきたいですね。かくれんぼやおにごっこなど、人気の遊びでも大活躍しますよ!