ひらがな学習総まとめ!読み・書きマスターへの道
小学校入学前には、覚えておきたいと考える家庭が多いひらがな。
ひらがな学習では、「読み」と「書き」があり、すらすら読んだり、書き順・とめ・はらいなどを意識して書けるようになるまでにある程度時間がかかります。
今回は、ひらがなの始め時や、文字への関心の育て方、学習手順をご紹介致します。
ひらがな学習の始め時
ひらがなに興味を持った時が一番の始め時です。一般的には、3~5才の間に関心を示し始めると言われています。
小学校入学が近づいてきたり、周りのお友だちがひらがなを読めたり書けたりすると親も焦りますよね。子どもに出来るだけ楽しく学習してもらえるよう、早期に関心を持てる工夫をしていくと気持ちも楽になるでしょう。
※ひらがなより先に数字を読める子どもも多くいます。数字の読み方が分かるのはおおよそ2才からです。身の回りにあるさまざまな形の中には、数字や文字というのがあるんだということを理解するだけでもステップアップすることができます。
ひらがな学習の手順(①興味関心②読み③書き)
まずは、ひらがなへの興味関心を育てましょう。次に読み、書きと順を追ってステップアップしていきます。
①ひらがなへの興味関心を育てる
普段使用するおもちゃの中に、ひらがな学習用おもちゃを使用したり、ポスターを貼っておくだけでも子どもの生活の中でひらがなに着目することが出来ます。身の回りに多くのひらがながあることを子どもに伝えていきましょう。
- ひらがなポスターの使用
- ひらがな学習用のおもちゃの使用(積み木・ブロック・マグネット・DVD・タブレット・絵本・ノート・かるた等)
- 絵本の使用(文字に注目できるような声かけをさりげなくしていく)
- 身の回りの文字探し(道路標識・園での文字探しなど)
ひらがなポスター「おふろでレッスンミニ ひらがなのひょう」がすごく便利!
ひらがな学習用積み木の選び方と遊び方!遊びながらひらがなを覚えちゃおう!
②ひらがなの読み方を知る
読みでは、「あ」~「ん」までの46音と濁音「゛」、半濁音「゜」、拗音(「キャ」など小さな文字がつくもの)合わせておよそ100あります。
読みのポイントは、名前などの身の回りの文字や、一筆でかけるような「く・し・つ・て・の・へ・ろ・ん」など簡単なものから覚えていくことです。似ている文字探しも楽しく学習を進めていくことが出来ます。まずは46音覚えてから、濁音・半濁音・拗音にすすみましょう。
- 身の回りの文字
- 一筆で書ける簡単な文字「く・し・つ・て・の・へ・ろ・ん」
- 簡単な文字「い・う・こ」
- 似ている文字「い・り」「い・こ」「し・つ」「そ・ろ」「わ・れ・ね」「ま・ほ」「は・ほ」「ろ・る」※似ている文字では文字の特徴を子どもに気づかせたり、一緒に考える方法が有効です。
- イラストと文字がリンクしやすいもの「しはしっぽの形」「のは乗り物のタイヤの形」など※文字の形を入れたイラストを書き、視覚的に分かりやすくするのがポイントです。
- 「あ」~「ん」まで、声に出して言うことでひらがなの並びと文字の音を覚えます※歌うようにするのもポイントです。
- 小さい「っ」の役割を覚える
- 「は」と「へ」は読み方が2通りあることを知る
③ ひらがなの書き方を知る
書き順と、とめ・はらいはひらがなを書く上でとても重要な要素になります。また、ひらがな学習の前に、鉛筆の持ち方や運筆の練習、筆圧を強くしておくとこの時とても楽になります。
書き順は、一度間違えて覚えてしまうと直すのが大変です。お子さまと一緒にじっくり行いましょう。書き順を間違いやすいひらがなは、「ふ」「む」「も」「や」「ゆ」などです。
大きなポスターや絵本を使って指でなぞったり、ノートを使ってじっくり学習していきます。上手に出来た文字に大きくハナマルをつけてあげましょう。
ひらがなゲーム
ひらがな学習では、以下のような遊びを行うと、効率よく覚えることが出来ます。
- 文字探し:(読み)数種類の文字の中から特定の一字を探すゲーム
- 言葉作り:(読み)子どもの名前や、動物の名前、身近な物の名前などを作って遊ぶゲーム
- かるた:(読み)
- 手紙交換:(読み・書き)ひらがなを書いて手紙を渡すことで、読んだり書いたりする意欲を促します。
- 身の回りの文字探し:外出先やおうちの中などで身近な文字を探すゲームです。
ひらがなを完璧に覚える方法
ひらがなは読み・書きともに完璧に覚えるのにはある程度の時間がかかります。子どもの集中力を保ちながら、一気に膨大な情報をインプットするのは至難の業です。
いろいろな方法を使って、一日の中の数十秒、数分、30分などその方法によって時間を定め、行うことが有効です。繰り返し行うことで、記憶がはっきりとしたものになってきます。
まとめ
ひらがな学習は、興味を示し始めることができれば少しずつでも覚えていきます。まずは子どもの関心を育てることから初めて、楽しくステップアップしていけると良いですね。